形見分け

四十九日の法要を過ぎ、遺品整理が終わったら、故人と親しかった人に「思い出の品」として「形見分け」を行うと言う習わしがあるようです。「形見分け」とは、故人が生前に愛用していたものや、思い出の詰まったものなどの一部を、とくに親交の深かった友人や親族に分けて贈ることを言うようです。故人の形見の品物を通して、故人との思い出を偲びながら大切に扱うということで、故人の供養として考えられているようです。「形見分け」の時期というのには、特に決まりはないようですが、仏教式では四十九日の法要が終わった後、忌明けに行なうのが一般的と言われているようです。神式の場合は五十日祭、または三十日祭が終わった後に行なうとされているようです。キリスト教については「形見分け」という習慣自体がないようですが、行ないたいという場合は1ヵ月命日に行なう召天記念日と呼ばれる納骨日に行うことが多いようです。公園墓地や霊園、納骨堂などに遺骨を納める前に、故人との思い出をみんなで共有できると良いのではないでしょうか。「形見分け」は時計や衣類、装飾品、書物など、故人が愛用していたもので、まだ使用できるものを贈るのが基本的なスタイルと言えるでしょう。いくら故人が愛着を持っていたもので、思い出が詰まっているものであるとはいえ、使い古してぼろぼろになったものを贈るというのは、相手側が「どうしても」という場合以外には失礼にあたると言えるでしょう。基本的には包装などはせず、手渡しするので大丈夫でしょう。着物などの衣類は「形見分け」として贈ることはありますが、サイズが合わなかったり、流行などもあるため、そのまま贈らずに和服小物としてリフォームしてから贈るというのも良いかもしれません。

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